主な不具合と考えられる原因

ゴム

  • 収縮
    熱劣化、ガス・溶剤等による性状劣化、経年劣化(長期保管含む)、接着不良(早期)
  • 破断
    外的要因(巻付き、スクラッチ等)、経年劣化(長期保管含む)、クラック成長
  • 表面摩耗
    選定不良、調整不良、回転と運転速度の不一致、回転不良(回転負荷大の場合)
  • 膨潤
    選定不良、ガス・溶剤等による性状劣化
  • 模様
    経年劣化(色焼け、成形模様、ブリード、ブルーム)、梱包紙着色剤の浸透
    *ブリード:着色剤の吹き出し
    *ブルーム:可塑剤等の吹き出し

 

回転

  • 振動発生
    共振速度の不一致、ゴム経年劣化、軸受固定不良、ベアリング類摩耗破損、シール破損、制動負荷大、ゴム嵌合不良、過剰診断
  • 異音
    起動時の運転(長期保管含む)、潤滑機能低下、ベアリング類摩耗破損
  • 発熱
    起動時の運転(長期保管含む)、ゴム経年劣化(長期保管による屈曲癖)、潤滑機能低下、ベアリング破損
  • 回転不良
    共振速度の一致、起動時の運転(長期保管含む)、ゴム経年劣化(長期保管による屈曲癖)、潤滑不良、寿命、シール破損、ベアリング破損

 

油漏れ

  • 接着
    熱老化、ガス・溶剤等による性状劣化、経年劣化(長期保管含む)
  • シール
    熱老化、ガス・溶剤等による性状劣化、経年劣化(長期保管含む)

 

テフロンチューブ

  • 摩耗
    調整不良、回転と運転速度の不一致、回転不良
  • 破断
    外的要因(巻付き、スクラッチ等)