他のオートストレーナーとの違いは?
大きな違いは次の2つがあります。
・強力逆洗方式
・コンパクト
独自逆洗方式であるクロスフロー逆洗で、フィルターエレメント全体を効果的に洗浄できる高効率の方式です。繊維状でも粘着性が高いスラッジでも洗浄します。
キャンドル状(円柱状)のフィルターエレメントを円周上に密集させて配置できる為、単位当たりのろ過面積が非常に大きく、且つ上述の通り逆洗効率も高い為、他のオートストレーナーよりもコンパクト=安価に出来ます。
参考例:バスケット型エレメントタイプとの比較
-250m3/h の場合
ボールフィルタ-:縦586mm x 横356mm x 高1337mm
バスケット型: 縦800mm x 横500mm x 高1880mm
-2400m3/hの場合
ボールフィルタ-:縦1255mm x 横900mm x 高2650mm
バスケット型: 縦1800mm x 横1350mm x 高3750mm

フィルターエレメントの製造は?
濾材から自社で内製しています。

ろ過精度は?
色々な編み方により10μm(1250メッシュ)~5mmの間でお選び頂けます。
スラッジ性質や流体に合わせてご提案もさせて頂きます。

途中でろ過精度変えられる?
変えられます。更に細かいスラッジを補足したい等あれば内部フィルターエレメント交換のみで対応可能です。

水回収率は?
30分に1度逆洗させると仮定すると、99%以上の回収率となります。
運転状況によって変動はあります。

どのぐらいの濁度まで対応できる?
500ppmまでは問題なく処理できます。それ以上の濁度の場合も対応可能ですので別途お問合せください。

設置方法は難しい?
出入口と逆洗排出口のフランジ接続、電源200~440V/50-60Hz供給頂くだけです。

定期整備、メンテナンスの頻度は?
30分に1回逆洗する場合 約2年間強の期間無解放で運転頂けます。
(1日8時間、週5日稼働)
解放時に主要シール類は交換される事を推奨致します。

ボールフィルターにするメリットは?
他のオートストレーナーで使用出来なかった過酷な条件下でも目詰まりしません。そこには①でも載せている独自の「強力逆洗方式」と「大きいろ過面積を有する」が関係しています。
ノズル詰り抑制、熱交換器等の工場内システムのメンテナンス頻度低減やコストダウンに寄与します。
熱交換器一例:1年に1度薬品洗浄やプレート交換等されている場合は、年に約100万円~150万円弱のコストダウンに繋がります。
熱効率低下の原因になるスラリー等のゴミの付着を、濾過・逆洗する事で抑制でき、今まで行っていたメンテナス頻度を1/3程度に減らせます。

国内アフターサービス体制は?
必要部品は自社倉庫で在庫しております。サービスエンジニアもおりますので、試運転立会でも、定期整備のご依頼にも対応致します。

製紙業界での実績は?
世界中で半世紀以上の実績があります。